ぽぷらの樹東住吉のブログ

児童デイのおしごと、人間心理、アートなど、作家活動もしているSNS担当者が、幅広く発信中☆

妖怪いそがしと、強迫観念



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皆さまこんにちは

気がつけば今年もあとわずか、

年の瀬、師走の時期になりましたね。

師走の語源はお坊さんも走りまわるくらい慌ただしい時期だから、ということのようですが、

たしかに12月に入ると、なんだか毎日がバタバタと過ぎていくように感じます。

正月休みを前に、片付ける仕事が増えていくのもあるし、

大掃除などできれいにしなくちゃ、クリスマスもあるし食材も用意しないと、年賀状も準備しなきゃ…

あれもこれも、と、てんやわんやな状態で、

頭の中もパニックになってしまいそうです。

 

昔の人は、これを

妖怪いそがし

のせいだと考えました。

この妖怪にとりつかれてしまうと、

気分的に焦りが出て、つい口癖は

「いそがしい、いそがしい」

常に忙しくて落ち着かなくなってしまうとか。

 

この状態って、現代風にいえば

強迫観念

だと思うのです。

~しなきゃいけない、と必要以上に自分を追いつめている状態。

~しなくてはならない、

こう考えると、常に何かに追われるように、

やることだらけのため、

毎日忙しい忙しい、

いそがしに取り憑かれてる状態です。

 

ここはひとつ、

少しだけ言い方を変えて

~しよう、~したい

に変えるだけで、

妖怪いそがしさんは、いなくなってくれるはずです。

やらなくてはならない、

義務感のようになるとしんどいですが、

自分がそれをやりたい、しよう!

と前向きな気持ちですが取り組むことで、

心理的負担は減るはずです。

 

それにすべて自分がやらなくては、

と思いこむのではなく、

誰かに少しづつ任すことで、

自分がやらなくては、という強迫観念からも離れることができます。

 

慌ただしいこの時期だからこそ、

いそがしに心を奪われないよう、

「やらねば」の呪縛を解き放っていきましょう。