ぽぷらの樹東住吉のブログ

児童デイのおしごと、人間心理、アートなど、作家活動もしているSNS担当者が、幅広く発信中☆

悲劇のヒロイン症候群


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皆さまこんにちは。

今日はあなたの身近にもいるかもしれない!

「悲劇のヒロイン症候群」

について、お話したいと思います。

 

このタイプの人は、先日書いた

エナジーバンパイアにもつながる部分があります。

 

実際に、私の経験をお話いたします。

これは全く違う職種の、以前私が働いていたところの出来事です。

その子の最初の印象はまぁ普通に、おだやかな子。

しかし今となって思い出すと、どこか表情に影がありました。

 

同じ職場だったため、自然と話をする機会が増えました。

その内容はいつもどこかネガティブで、

この先自分がやっていけるか、

そんな不安や、周囲の人たちへの不満であふれていました。

 

どうせ私なんて…

自分に自信がない発言が度々出てきました。

 

そんなことないよ

初めの頃は慰めたりもしましたが、

そんなことが続くとこちらも疲れてしまい、

あまり関わりたいとは思わなくなってきます。

なんとなく距離を置くようにしましたが、

直接話ができなくなると、

LINEのメッセージや電話、それが夜間にも及び、

ちょっとだけだからと電話に出たら、

支離滅裂な内容の話が延々と続き、

自分の話だけでこちらの話は一切聞かない。

 

職場の人にそれとなく聞いてみると、

周りの人ほぼ全員が同じような目にあっているとのこと。

 

なんじゃそら!?

 

もう連絡してきてもそっとしたほうがいいよ。

先輩たちの助言をもとに、連絡がきても忙しいからと、断るようにしました。

 

その後その子とは職場も離れましたが、

風の噂では、突然泣き出したり、

自虐的なことを言ったり、

誰もかまってくれなくなると、

反抗的な態度をとったり、

かなり問題行動を起こしていたようです。

 

それなのに、

誰も自分のことをわかってくれないと被害者ぶり、

上司には感情的な長文LINEを送って、

仕事もう辞めたいと、何度も言っていたようです。

説得され引き止められる度に思いとどまっていたそうですが、

ただただ君が必要だから、

そう言ってほしくて、簡単にやめるやめると、

ヤメヤメ詐欺を繰り返していたように感じます。

そんな矢先ある日突然ひとりになりたいからと連絡をたち、

何年も勤めた職場をあっけなく辞めました。

 

己に酔いしれている

「悲劇のヒロイン症候群」

彼女は自分の妄想におぼれ、自らの首をしめ、苦しんでいたのでしょうか。

貴重な青春時代を、なんだかもったいないですね。

 

ようは自分に自信がないから、

周りからの承認欲求を求めていたのでしょうが

マズローの欲求5段階説参照

それが屈折したかたちで現れており、

人間関係をこじらせてしまった1番の原因でしょう。

 

自信の無さからあふれてくる、

不安や孤独を心配されることや声をかけてもらうことで埋めようとしたのでしょうが、

いつも自分の事しか考えていないと、

心許せる友達も必然的にできないですよね。

ネガティブな心では他人の幸せを喜ぶこともできないし、

誰かのそんな姿をみたら尚更

なんで私ばっかりこんな目に…って益々卑屈になってしまいます。

 

もしあなたのそばに、

この悲劇のヒロイン症候群の人がいたら、

深入りしないで、仕事上必要ならほどよくかまってあげてください。

泣きながら電話してきても、

彼女らは真剣に話を聞いてほしいわけでもないし、

何のアドバイスも求めていません。

ただ、可哀想ね、大丈夫?

と心配してほしいのです。

 

いつの日か彼女たちが、

自らの心情に気付き、

妄想の悲劇沼からはい上がり、

自分の足で歩み出し、

幸せになることを願うばかりです。