すべてのがんばっている人達へ
新型コロナウイルスの緊急事態宣言も解除され、徐々に日常が戻り始めましたが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?
まずは医療従事者の皆様、
心身ともに過酷な状況の中、
ずっとずっと、ありがとうございます。
言葉では言い尽くせないくらい、
世界中の人々が感謝の気持ちでいっぱいだと思います。
そして長引く休校の中、
お子様を見守っていた保護者の皆様、
ありがとうございます。
先行き不透明な中、閉塞感を感じたり大変なことが多々あったと思います。
私たちの事業所グループも一丸となり、安全を確保しながらも利用いただいている各ご家庭の皆様のために何ができるだろうか、考えながらも、初めての状況に日々手探り状態でした。
この数ヶ月間、きっと多くの人達が、
とにかくがんばってがんばって、頑張り抜いたことでしょう。
そんな中私は、
ある出来事を思い出しました。
以前働いていた職場の仲間4人で集まり、
謝恩会をしていた時のことでした。
私以外の3名は、ふた周りも年上のお母さん世代の方達なのですが、
いつも明るく笑顔で、とにかく一生懸命前向きに仕事をこなし、
愚痴や悪口も言わない、とにかく素晴らしいお人柄の方達で、
立場的には私が上司でその方達が部下という関係でしたが、
とても尊敬し、親しくなれたことをとても嬉しく思っていました。
ずっと職場で顔を合わすだけで、プライベートでお出かけや食事をするのはその日が初めてで、
気づけば各々が、自然と職場では言えない悩みや家庭内の事情を話していました。
ひとりの方は、旦那様が病気で倒れられ、寝たきりになり介護の毎日となってしまった。
もうひとりの方は、娘さんが職場内でいじめにあい、それがきっかけで鬱病を発症し、何年も引きこもり状態になっている。
そしてもうひとり個人的に特に親しくしていた方は、
結婚後家庭内別居状態で、見知らぬ土地でひとりで子育てをし、その後離婚したため、2人のお子さんを育てるために、いろんな仕事をしながらガムシャラに働いてきたこと。
それぞれのお話は、あまりに衝撃的でした。
普段明るいその方達が、そんな大きな葛藤を、過去を抱えていたこと、
微塵も感じられませんでした。
その話を聞いたあと、
私は元上司という立場もあり、
皆さんのお心を軽くしたい一心でこう言いました。
「今までよくがんばりましたね。もうこれ以上は、そんなにがんばらなくていいですよ。つらいことはこの際吐き出してみてください、ひとりで抱えこまないでくださいね。ここにいるみんな仲間なんだから」
すると親しい友人の方が言いました。
「がんばらなくていいと言われても、それじゃあどうしたらよいかわからない。がんばることでここまで生きてきて、それが自分の人生だったから。がんばることで自分を支えてきたのだから、それをしなくてもいいのなら、今までの自分はなんだったのか」
と。
その言葉は、私の心に強く刺さりました。
きっと、がんばらなくてよいと言われたことで、
今までの自分の人生を否定されたように感じたのかもしれません。
いたわりの声かけの難しさを、感じた瞬間でした。
けれどずっとがんばり続けるということは、
とても疲れてしまうことだと思うのです。
特に子育ては、長い長い道のりです。
そこに様々な障がいの特性が加わると、
例えば暴言、自傷、他害、暴れる、パニックになる、
家でずっと一緒にいてそんな状態が続けば、
いくら愛する我が子と思えども、
やりきれない気持ちにもなるでしょう。
がんばりすぎる人は、他人に迷惑をかけたくないと、ひとりで抱えこんでしまう傾向が多いように感じます。
ですから、公共の福祉や、当事業所のような児童デイサービスを、遠慮なく利用してほしいと思います。
がんばらなくていい、という言葉に困惑してしまう方がいれば、
今度は
「一緒にがんばりましょう」
という声かけをしたいと思います。
あなたは、ひとりじゃない。
すべてのがんばっている人達へ、
そんな気持ちを、お伝えできたらと。
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運動療育型・児童デイサービス
ぽぷらの樹東住吉
(近鉄矢田駅前)
TEL06-6773-9583
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(天丼さん天裏)
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