ぽぷらの樹東住吉のブログ

児童デイのおしごと、人間心理、アートなど、作家活動もしているSNS担当者が、幅広く発信中☆

本年もよろしくお願いいたします(HSPについて)


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気がつけば年が明けてすでに2週間くらい経ってますが

(^_^;

 

こんばんは。

明日は成人の日です。

新年一発目のコラムは、HSPについて考察してみたいと思います。

 

HSPってなんぞや?と思われた多数いらっしゃるかと思います。

ネットで検索して出てきた情報を抜粋させていただくと↓

 

HSPは、

英語では、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)といい、

「ひといちばい繊細な人」という意味で、この頭文字を取ってHSP(エイチエスピー)と言います。

これは90年代のはじめ、繊細な人についての研究をはじめたエレイン・アーロン(Elaine Aron)博士によって付けられた「人の気質」を表す名称です。

アーロン博士によると、人口の約20%の人はHSPだといいます。

 

5人に1人は該当する計算になります。

かなり身近な存在ですよね?

 

こうした気質を持つ人は職場や家庭など生活の中で気疲れしやすく、生きづらいと感じている方が多いのです。

参考:NIKKEI STYLE

 

HSPの特徴
HSPの方は、周囲の状況にとても敏感です。

アーロン博士によると、HSPには「DOES(ダズ)」と名付けた4つの特性があるといいます。

【Depth of processing】
・考え方が複雑で、深く考えてから行動する
・一を聞いて、十のことを想像し、考えられる
・調べ物をはじめると深く掘り下げ、その知識の広さを周りに驚かれる
・お世辞や嘲笑をすぐに見抜いてしまう
・物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
・その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味があり、浅い人間や話しが嫌い
【Overstimulation】
・刺激に敏感で疲れやすい
・人混みや大きな音が苦手
・友達との時間は楽しいものの、気疲れしやすく帰宅すると、どっと疲れている
・映画や音楽、本などの芸術作品に感動して泣く
・人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
・些細なことに過剰なほど驚いてしまう
【Empathy and emotional responsiveness】
・人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
・人が怒られていると自分のことのように感じ、傷ついたり、お腹が痛くなったりする
・悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
・人のちょっとした仕草、目線、声音などに敏感で、機嫌や思っていることがわかる
・言葉を話せない幼児や動物の気持ちも察することができる
【Sensitivity to subtleties】
・あらゆる感覚がするどい
・冷蔵庫の機械音や時計の音が気になってしまう
・強い光や日光のまぶしさなどが苦手
・近くにいる人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
・カフェインや添加物に敏感に反応してしまう
・肌着のタグなどチクチクする素材が我慢できないほど気になる
・第六感がはたらき、よく当たる
この他、絶対的に一人の時間が必要な人、子供のころ親や先生に「繊細」「人見知り」と評価されやすかった人もHSPの可能性が高いといえるでしょう。

しかしながら、アーロン博士は4つのうち1つでも当てはまらない人はHSPではない、と定義しています。例えば、4つのうち3つに当てはまっていたとしても、1つはあまり当てはまらないと感じるなら、あなたは「HSP=人一倍繊細な人」ではなく、性格的に「内向的な人」の可能性が高くなります。

参考:HSPとは?日本一わかりやすいHSPの基礎知識!

 

HSPは病気ではなく、HSPの繊細さや敏感さは生まれ持った「気質」です。

 

当事業所にも、HSPの気質と思われるような児童達がいます。

実を言うとブログを担当している私自身も、

子供の頃からHSPの気質で、

周囲となじめず生きづらい思いをしてきました。

だからこそ自分と同じような気持ちの児童達の、力になれたらと思います。

 

HSPの特性を生かすと、感受性が豊かな分、創作など芸術的な才能を開花させることができます。

私はネットで小説を発表していたのですが、

「人の気持ちの動きを感じとり、表現するのが上手」と読者の方に言っていただき、

とてもうれしく感じました。

 

令和の年になった今、

願わくばHSPのことがもっと世間に広まり、

敏感で繊細な人達に対する理解が深まり、

誰もが暮らしやすい、優しい世の中になればと心より願います。

そしてまずは保護者様や教育者達など、

大人が知識を得ることで、

繊細な子供達が安心して暮らせるように、

孤独を感じることなく、

自分を認めながら大人になっていけるように、

見守ってほしいなと思います。

 

誰もが成人した時に、

自己肯定感を持てたなら、

世の中はもっと平和で、愛に包まれることと思うのです。

 

敏感で繊細なことは、

弱い人間なのではなく、

他者の痛みがわかり共感できる、

優しくて強い心なのだと

自信を持って胸を張って、

私は生きていきたいです。

 

それが、誰かの道を照らす光となりますように。